更新日: 2024.11.06 17:50
王者ブレイニー勝利で最終決戦へ。ベルvsバイロンはまさかの“壁走り”で懲罰決着に/NASCAR第35戦
仮に18位フィニッシュを維持した場合、タイブレーカーとしてバイロンを破って『Championship 4』進出を決めていたハズのベルは、今回のカットオフレースでの内容はその権利を獲得するに不充分だったと認めた。
「残念ながら、僕は不利な立場だった。多くのミスを犯し、ずさんなレースを走った。このようなボール・アンド・ストライクの判定にまで至るのは残念だ」と4ポジションダウンの22位に終わり、僚友ハムリンとともに敗退が決まったベル。
「両サイドから物事を眺めれば、シボレー陣営は24号車(バイロン)がポジションを失わないように、背後の車両が多くのブロックを続けていた。僕は(最終ラップで)スライドして壁に飛び込んでしまったが、あれは敗者の動きだったと思う」
引き続きNASCARは、次週バイロンとロガーノ、ブレイニー、そしてレギュラーシーズン王者タイラー・レディック(23XIレーシング/トヨタ・カムリXSE)が争うフェニックスでの最終戦『Championship 4』を前に、ベルにポジションを譲った可能性のあるウォレスや、ディロンとチャステインが並んでバイロンの後ろを走っていた事案など、これらの一連の出来事をすべて調査する予定としている。
そして併催となったNASCARクラフツマン・トラックシリーズの第22戦『ジップ・バイ・ナウ, ペイ・レイター200』は、残り5周のリスタートでテイラー・グレイ(トライコン・ガレージ/トヨタ・タンドラTRD-Pro)や、ベン・ローズ(ソースポーツ・レーシング/フォードF-150)を仕留めたクリスチャン・エッケス(マカナリー・ヒルゲマン・レーシング/シボレー・シルバラードRST)が、最終『Championship 4』への進出権を獲得。
同じく併催されたNASCARエクスフィニティ・シリーズ第32戦『ナショナル・デット・リリーフ250』では、ショートトラックの250周中150周をリードしたアリック・アルミローラ(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタGRスープラ)が今季3勝目を飾り、こちらもレギュラー勢を差し置いての最終ステージ進出権を手にしている。