12月7日(土)にブラジルで行われた2024/2025年ABB FIAフォーミュラE世界選手権の開幕戦『サンパウロE-Prix』に2番グリッドからスタートしたニッサン・フォーミュラEチームのオリバー・ローランドは、最終的にはペナルティによる後退や赤旗中断によってチャンスを失って14位に終わったものの、レースでは好ペースを武器に優勝を争い、ニッサンの新型マシン『GEN3 EVO』の速さを印象付けた。
開幕を迎えたシーズン11は、予選やアタックモード時などで使用可能な四輪駆動を採用した新型マシン『GEN3 EVO』の導入初年度であり、開幕戦『サンパウロE-Prix』は2年ぶりのハードウェアアップデートの成果が試される一戦となった。
そのなかで、自社開発のパワートレインを使用するニッサン・フォーミュラEチームや、ニッサンのカスタマーチームであるネオム・マクラーレン・フォーミュラEチームのマシンは、シーズン10までよりもライバルに対する好ペースを見せて新パッケージの強さを発揮していた。