19歳のダリル・デレオンが名門WSR入り。2025年はアダム・モーガンに代わりBMWをドライブへ/BTCC
一方、今季2024年まで新王者ヒルやシリーズ4冠のコリン・ターキントンらと肩を並べてBMWをドライブしてきたアダム・モーガンは、新たにエクセラーエイト・モータースポーツへの移籍を発表。36歳のベテランは前輪駆動にスイッチし、トム・イングラム、トム・チルトンのペアとともに新生チーム・ヴェルツの『ヒョンデi30ファストバック Nパフォーマンス』をドライブする。
2013年のBTCCデビュー以降、通算11勝と42回の表彰台を獲得しているモーガンは、家族経営のシシリー・モータースポーツを経て2023年にWSRへ移籍加入。この2年間はFR駆動のNGTC規定トップモデルのステアリングを握ってきた。
「BTCCでの時間を終える前に、前輪駆動車に戻りたいとつねに感じていた。シリーズでの成功のほとんどは、メルセデスの前輪駆動車(3代目Aクラス)に乗っていたときに得たものだからね」と語ったモーガン。
「チーム・ヴェルツとヒョンデでそれを達成できることは、ドライバーの僕にとって非常にワクワクすること。なぜなら、グリッド上で間違いなく最高の前輪駆動車を持つチャンピオンシップ優勝チームに加わり、ふたりのトムという素晴らしいチームメイトと一緒にいられるからね」
エース格として君臨する2022年王者のイングラムは、今季もタイトル候補の一角として最終戦に挑み、惜しくもBMWに破れ去る結果となっていた。
「最初から競争力を発揮できるすべての要素が揃っている。パッケージ開発に取り組んでいる新しいチームに入るということではないんだ。チームとクルマの双方がどれほど強力であるかは誰もが知っているからね」と続けたモーガン。
「2025年の僕にとってもっとも重要なことは、レースに出て勝利を目指し、集団の先頭で戦うことだ」
「僕は人数を補うためにここにいるわけではないが、同時にレースを心の底から楽しみたいとも思っている。それができない理由は見当たらないよ」