南半球で最大規模のリージョン選手権となるTCRサウスアメリカ・シリーズにて、トヨタ・ガズー・レーシング・アルゼンティーナ(TGRA)独自開発モデルとなる『トヨタ・カローラGRS TCR』を走らせてきた強豪パラディーニ・レーシングが、今季に向け車両スイッチを発表。2025年シーズンはトヨタからリンク&コーに乗り換え、シリーズへ2台のリンク&コーCo 03 TCRを投入する。
同じ南半球を中心にTCRオーストラリアなどで声を挙げていた各国の潜在的カスタマーに対し、先月の時点で「南米以外で販売する予定はない」と述べていたTGRAだが、その脚元であるサウスアメリカでも陣営内から離脱するチームが出現することになり、これでユーザーチームは事実上のファクトリー運営チームとして、コルドバ本拠のトヨタ・チーム・アルゼンティーナ(TTA)と、ブラジル系チームであるコブラ・レーシングのみとなった。