南米大陸で展開され2025年で創設5年目のシーズンを迎えるTCRサウスアメリカ・シリーズが、3月最後の週末にアルゼンチン・ロサリオで開幕。その予選から主導権を握ったのは、昨季までスクアドラ・マルティーノとして戦ってきた新生“ホンダYPFレーシング”のFL5型ホンダ・シビック・タイプR TCRで、息子のティアゴ・ペーニャが予選ポールポジションを射止めると、続くレース1では父であるリオネル・ペーニャがホンダ陣営への移籍初戦で初優勝を飾ってみせた。
首都ブエノスアイレスの北西300kmに位置し、同国サッカー界の“至宝”リオネル・メッシの故郷でもあるサンタフェ州ロサリオを代表するアウトドローモ・ファン・マヌエル・ファンジオには、今季もブラジル、アルゼンチンを中心に大陸各地から強豪エントリーが集った。