更新日: 2017.05.31 19:22
スーパーTC2000:変則フォーマットの第4戦はルノーと王者シボレーが勝利
6周目、1コーナーでチャプルのプジョー408がスピンを喫しウォールに激突。このアクシデントでセーフティカー(SC)が出動すると、後続との差を11秒に拡げていたアルドゥソのリードは消滅した。
SCランからのリスタートを10周目に迎えると、抜群のダッシュを見せたアルドゥソはすぐさま2番手以下に2秒のギャップを稼ぎ出し、そのまま最後まで3秒前後のマージンを維持。SC導入の波乱にも動じず、見事トップチェッカーをくぐった。
![プライベーターながら、ワークス勢の一角を崩す勢いを見せる、フォードのダミアン・フィネンチ](https://cdn-image.as-web.jp/2017/05/31122048/07_0151-300x200.jpg)
2位にはプジョー408のウェルナー、3位にトヨタ・カローラのロッシが入り、王者カナピノは最後までカローラを攻略できず、4位に終わった。
続く日曜のフューチャーレース2は午前の予選でシボレーを駆るカナピノが、前日のポディウムフィニッシャー、アルドゥソとロッシを従えポールポジションを獲得する。
![レース1のクラッシュから修復し、出走叶ったプジョー408のファクンド・チャプルは7位](https://cdn-image.as-web.jp/2017/05/31122125/08_0180-300x200.jpg)
決勝スタート後、カナピノがポジションを維持する形でレースが続くなか、15周目にワークス、フィアット・ペトロナスのカルロス-ハビエル・メルロ(フィアット・リネア)と、WTCCドライバーでこちらも今季からワークス参戦を開始したシトロエン・トタル・アルゼンティーナのエステバン・グエルエリ(シトロエンC4ラウンジ)が接触。
このアクシデントでグエルエリはリタイア。さらに続く25周目には、シトロエンのマーティン・モッジアのC4ラウンジがコース上でストップし、前日に続いてSCが導入される。
![シボレーYPFクルーズの王者アグスティン・カナピノが2.5ポイント差で選手権リーダーに浮上した](https://cdn-image.as-web.jp/2017/05/31122254/09_0199-300x200.jpg)
リードを失ったカナピノだったが、リスタートでも王者の貫禄を見せ、ポジションを堅持。アルドゥソのルノー・フルーエンス、ロッシのトヨタ・カローラを従えフィニッシュラインを通過。この勝利でカナピノは今季初の選手権リーダーに浮上。2番手以下、アウドゥソ、ウェルナー、ロッシ、フィネンチと続くタイトル争いで優位に立った。
スーパーTC2000の第5戦は、WTCC世界ツーリングカー選手権の舞台でもあり、アルゼンチンが誇る最新の国際サーキットであるテルマス・デ・リオ・オンドで、6月11日に開催される。
![6台体制のルノー・スポールは、チームランキングで首位に立った](https://cdn-image.as-web.jp/2017/05/31121911/05_0137-300x200.jpg)