続いて行われたメインレースでは、ポールポジションのミケリスが好スタート。ポジションを維持して1コーナーをクリアする。

一方、2番手のロブ・ハフ(シトロエンCエリーゼWTCC)はエンジンストールを起こして出遅れたため、2番手にはビョークが上がった。
2番手に浮上したビョークはトップを猛追するが、逃げるミケリスも応戦。同じタイミングでジョーカーラップを通過したため、これでも差は縮まらない。

レース終盤にはビョークが1秒以内に迫ったものの、ミケリスもペースを上げて応戦。最終的に0.480秒差で逃げ切り、母国ポルトガル戦をポール・トゥ・ウィンで飾った。
2016年の第9戦もてぎのオープニングレース以来となる勝利を手にしたミケリスは「信じられないような結果だ。マシンが本当に素晴らしかったから、チームには心から感謝している」と喜びを語る。
「レース中、ペースをコントロールする場面もあったけど、終盤にはテッド(・ビョーク)が近づいてきたらプッシュする必要があった。(前戦の)ニュルブルクリンクから調子が戻りつつある。残りのレースも、この流れを維持したいね」
2位はビョーク、3位はモンテイロが獲得。モンテイロはオープニングレースに続く表彰台獲得となり、4点差でドライバーズランキング首位となった
10番手グリッドからスタートした道上は13位でチェッカーを受けている。
WTCC第6戦は7月14~16日、アルゼンチンのテルマス・リオ・オンドで行われる。