更新日: 2017.06.28 17:50
PWC:第6戦ロードアメリカ、アキュラNSX GT3のホームで今季ベストの5位入賞
3周目に入ったところで、編隊走行を続けるNSX GT3にアタックを仕掛けてきた元シリーズ・チャンピオン、ジョン・フォガティの99号車ポルシェ911GT3Rが、追い抜きざまにコントロールを失いスピン。そのあおりで93号車のNSX GT3と77号車のポルシェ911GT3 R、プレストン・カルバートも道連れとなり、激しくクラッシュ。これでコックスのレースはわずか3周で終了することとなってしまった。
「本当にがっかりだ。昨日のリザルトを上回るレース展開にできると信じていたからね」と、肩を落としたコックス。
「今回、僕らのNSX GT3はマイナーチェンジを行い、今日はよりコンペティティブな状態に仕上がっていた。チームのホームレースに望む結果を得られなくて残念だよ」
一方、93号車のマシン回収でイエローコーションとなるなか、43号車のエバースレーはポジション奪還を目指してふたたびチャージ。再開後にはポジションを上げ、最終的に8位でフィニッシュ。エバースレーにとってはライムロックパーク以来となる、今季4度目のシングルフィニッシュとなった。
「複雑な感情だよ。このNSX GT3プログラムがふたたび進捗を見せているのは喜ばしいことだけど、今日のピーター(・コックス)のアクシデントがなければ、僕らはさらにトップ5の成果を積み重ねていたかもしれない。あのクラッシュには本当に失望した」とエバースレー。
「99号車に壊されてしまったマシンの修復は痛手だけれど、次の7月末に“ホンダの裏庭”で行われるミド・オハイオでのレースを楽しみにしている」
RTRは、93号車の修復には約1カ月程度かかるだろうとの見通しを持っているが、そのちょうど1カ月後となる7月28~30日に、ホンダのパフォーマンス・マニュファクチャリング・センターにほど近いレキシントン、ミド・オハイオのコースで引き続き通常のGTラウンドとなる第7戦が開催される。