30分の中断後、レースは残り25分でマルタン、アウアー、マルコ・ウィットマン(BMW M4 DTM)、マティアス・エクストローム(アウディRS5 DTM)、エドアルド・モルタラ(メルセデスAMG C63 DTM)の順で再開する。
アウアーは1コーナーでマルタンを再びオーバーテイク。しかし、マルタンはしぶとく食らいつき41周目の1コーナーでアウアーを攻略しトップを奪い返す。
マルタンは、そのまま隙を見せずにトップでゴールを迎え、今シーズン初勝利を飾った。
アウアーは残り1分からウィットマンに攻め立てられる。エクストロームも交えた2位争いはファイナルラップまで続くもアウアーが2位を死守。
エクストロームはウィットマンと最終コーナーでサイド・バイ・サイドに。そこをモルタラがイン側から差し3台が並んでゴール。モルタラがわずかに上回り3位を獲得した。

勝利したマルタンは、「3戦連続の表彰台は素晴らしいね。クルマのポテンシャルを最大限に使って今季初勝利を掴むことができた」
「リスタート後に、ルーカス(アウアー)がオーバーテイクするとは思わなかったよ。取り戻すことができてよかった」と喜びを語った。
3戦で2勝と上々のスタートを切るも、ハンガロリンク戦から3戦連続でノーポイントとなっていたアウアーは久々の表彰台獲得でランキングも2位に復帰した。
アウディからメルセデスに移籍後初の表彰台獲得となったモルタラは、「このレースの最後の数メートルはずっと覚えてるだろうね。最後のフィニッシュラインへのダッシュは、クレイジーな感覚だった。前に出ることできて、よりいい気分だよ」とコメント。
4位に入ったエクストロームはランキングトップをキープ。アウアーがランキング2位。第8戦を勝利したマルタンはランキング3位に浮上している。