翌9日に行われた200kmのレース2は、ふたたびマクローリンがポール。そのままスタートからリードを守ったものの、2番手のRBRA、トリプルエイト・レースエンジニアリングはピット戦略で動いた。
最初のピットストップでウィンカップを早めに呼び込んだチームは、迅速な作業でレッドブル・ホールデン・コモドアVF、88号車をコースに送り出すと、首位マクローリンに対しアンダーカットに成功。

続く2度目のピットウィンドウでも同様の戦略を採り、リードを守り通したウィンカップが待望の今季初勝利。2位マクローリンに続き、最後の表彰台にはモンスターエナジーの2台、ウィンターボトムとモスタートをかわしてきた王者SVGが入った。

一方、昨日の雪辱を期して臨んだマクローリンのチームメイト、クルサードは、またもスタートでアクシデント。フレートライナー・レーシングのティム・スレード(ホールデン・コモドアVF)をプッシングし、スピンさせたとして15秒のペナルティを課され21位に。
また、マクローリンの古巣でもあるギャリー・ロジャース・モータースポーツ(GRM)の大ベテラン、ガース・タンダーとジェームス・モファットのホールデン・ペアは、後方グリッドからともに見事な追い上げを見せ、6、7位入賞を果たしている。
これでウィンカップはスーパーカーでのキャリア通算105勝目となり、トリプルエイトのチームメイトであるクレイグ・ラウンズに並ぶ最多記録タイに浮上。次戦の第8戦は7月28~30日にクイーンズランド・レースウェイで開催されるイプスウィッチ・スーパースプリントとなる。
