続いて行われた13周のメインレースでは、ポールポジションからスタートしたニッキー・キャッツバーグ(ボルボS60 WTCC)が7周目までに、2番手のミケリスに対し0.6秒ものをリードを築いてみせる。
しかし8周目、キャッツバーグの左フロントタイヤが突如バースト。緊急ピットインを余儀なくされてしまう。キャッツバーグはオープニングレースでも左フロントタイヤのパンクに見舞われており、2レース続いての不運となった。

これでトップに浮上したミケリスは、チームメイトのティアゴ・モンテイロ(ホンダ・シビックWTCC)を従える形でフィニッシュ。ミケリスがメインレース2連勝を飾り、ホンダが第1戦マラケシュ以来となるワン・ツーフィニッシュを達成した。
「ニッキー(・キャッツバーグ)のパンクに助けられた部分もあった」とミケリス。

「ただ、トップに浮上してからはペースをコントロールする余裕があったよ。マシンのフィーリングは素晴らしく、いつでもプッシュできる状態だった。最高のメインレースだった」
「唯一、オープニングレースでパンクがあったことだけは残念だ。大量ポイント獲得のチャンスを逃したわけだからね」
3位はモンテイロとチャンピオン争いを繰り広げるテッド・ビョーク(ボルボS60 WTCC)が獲得。9番手からスタートした道上は11位に終わり、2戦連続のポイント獲得はならなかった。
WTCC第7戦は約3カ月のインターバルを置いて、10月13〜15日に中国で開催。その後、10月27〜29日にはツインリンクもてぎで第8戦日本ラウンドが行われる。