迎えた日曜のレース2は、エバースレーが8番手、コックスが9番手グリッドに並んでスタート。強力なダッシュを見せたコックスは、オープニングで3号車キャデラックATS-V.Rクーペをかわし6番手にジャンプアップ。エバースレーも一時7番手まで浮上したが、2周目を終えたところで8号車キャデラックとのバトルに発展し、8番手となった。
しかし、その後はライバル勢とのこう着バトルが続き、「誰かがミスを犯さない限り、このトラックで前に出るのは難しい」とエバースレーが語る通り、最終的にコックスが6位、エバースレーが8位でそのままフィニッシュラインを通過した。

「僕らは土曜から日曜にかけてもマシンを改善できたし、ちょうど1年となるこのプロジェクト初年度に大きな進歩を果たしたと思うけど、6位のリザルトには満足できない」とコックスが語れば、エバースレーも「HPDが素晴らしいマシンを用意したのに、このリザルトは望んでいた結果ではない。マシンはトップ5の速さがあったことを思うと、正直イライラするね」と、マシンパフォーマンスを示すリザルトではないことを強調。さらなる進化の余地がある、と口を揃えた。

ホンダNSX GT3として、グローバルでの展開がアナウンスされた直後に2台で3度のトップ10入りをマークしたRTRのアキュラNSX GT3プログラム。
次戦のPWC第8戦は8月11~13の週末にユタ州のモータースポーツキャンパスで開催される『スプリントX』形式でのイベントが控えており、エバースレーとコックスはふたたびトム・ダイアー、マーク・ウィルキンスのふたりとタッグを組んで、耐久ダブルヘッダーに挑むこととなる。
