続く日曜のフューチャーレースは、フロントロウに前日の勝者が並んだものの、セカンドロウの3番手に着く予定だったシャナントゥオーニは、予選レース後車検でフロントスプリッターに違反が発覚し最後尾に。代わってルノー・スポールのファクンド・アルドゥソ(ルノー・フルーエンスGT)が並ぶこととなった。

 このポジション降格ペナルティが影響したか、スタートではフィールド後方で3台が絡むクラッシュが発生。プライベーター・プジョーのアントニオ・ガルシアと、前日もスピンを喫していたリヴァに、降格したシャナントゥオーニが巻き込まれる形となり、リヴァのフォーカスはフロントエンドが大破するアクシデントに。

金曜に最速タイムをマークしていたマティアス・ロッシのカローラは、トラブルに沈む

 さらに8周目にもプライベート・シボレーがスピンし、これでSC導入。その後も波乱のレース展開は続き、リスタート後にはWTCC世界ツーリングカー選手権レギュラーでもあるエステバン・グエリエリ(シトロエン・C4ラウンジ)とエミリアーノ・スパタロ(ルノー・フルーエンスGT)が12番手争いで接触。

 また、1周目のバトルで他車とヒットしていたトヨタ・カローラのロッシが、無線で油圧低下の問題を訴え緊急ピット。同時にグエリエリもピットへと向かうが、のちにギヤボックスへのダメージが判明し、チャンスを失うこととなった。

プライベーターながら孤軍奮闘するダミアン・フィネンチは日曜7位と再びのトップ10入り

 続く18周目には、オープニングラップの混乱から這い出しレースを続行していたシャナントゥオーニがマニュエル・マロ(シボレーYPFクルーズ)とのクラッシュでコースオフ。同時に、ワークス・フィアットをドライブするカルロス-ハビエル・マロ(フィアット・リネア)のマシンが燃圧低下でストップし、これで2度目のSCインとなった。

 22周目に再開となったレースは、先頭のペーニャと2番手レイバーが逃げる展開は変わらず。しかし3番手争いでは24周目に3番手スタートだったルノー・スポールのアルドゥソが、レース中盤にかわされていたファクンド・チャプル(プジョー・408)からポジションを奪還することに成功。そのまま27周目のフィニッシュラインを通過し表彰台を確保した。

2日続けて、先頭を行くペーニャ、レイバーの2台が逃げる展開となった

 これでペーニャは自身2年ぶりとなるフューチャレースでの勝利をマーク。選手権でも首位ウェルナーから16ポイント差の5位に浮上した。

 スーパーTC2000の次戦、第8戦は9月1~3日にサンタフェ市街地のストリートサーキットを舞台に開催され、土曜予選レースはナイトセッションでのバトルが予定されている。

これでルノー・スポール、フルーエンスGTは前戦ラファエラの日曜から3連勝となった


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