更新日: 2021.06.17 18:23
プレマ・セオドールレーシグ 2017ヨーロピアンF3第7戦ザントフールト レースレポート
予選2
カラム2番手、マキシミリアン5番手、周7番手、ミックはやや外し気味で13番手のタイムとなったが、予選終了間際、アクシデントが発生し、各車の対応にペナルティが大量に下され、その結果カラムがポール、マキシミリアンと周はペナルティの対象となり7番手と9番手へと降格。逆にミックは11番手へと繰り上がった。
レース2(シリーズ第20戦)
レースは日曜日の朝一番のレース。ポールのカラムは気持ち良いくらいのホールショットを決めトップのままタルザンコーナーに飛び込む。しかし後方で#5 ペドロ・ピケがチームメイトとコンタクトしコースアウト。2レース続けてのオープニングラップでのSCインとなった。
再スタート後のカラムはここでも完璧なレースマネージメントを見せ、後続車を完璧にコントロールしてファステストも叩き出し優勝を決めた。

一方、4番手から13番手位までが1列になってしまった状態の中、中段のグループに嵌ってしまった7位走行のマキシミリアンは前を行くハブスバーグを果敢に攻めたが抜くに至らずそのままゴール。
同じくその中で激しいバトルを繰り広げていた周とミックのダブル・シュウだったがこちらも順位を変えられずに8位と9位でゴール。ミックはこの週末二度目のルーキーポディウムを手にした。
レース3(シリーズ第21戦)
このグリッドは予選2のセカンドベスト。マキシミリアン3番手、周が4番手とこの週末のベスト。カラムはタイミングに恵まれずにポールタイムを叩き出している最中にイエローが出ての7番手、ミックはこの週末ワーストの15位となり、4人のプレマセオドールドライバーの予選結果はそのままグリッドに反映された。
スタートで決めたのはまたもカラム。6番手のベックマンがスタートを失敗し、カラムは6番手へ。さらにタルザンコーナーでアウトから#34 ジェイク・ヒュース(ハイテックGP)をアウトからオーバーテイクし5位へ。これでプレマ・セオドールの3位、4位、5位の体制ができ上がる。
さらに15番グリッドのミックもスタートを決めターン2~3の間で2台をパス。さらにターン9までに1台を抜いて12位までポジションをアップ。
前を行く#99 ニキータ・マゼピン(ハイテックGP)を追いかけながら、後ろから猛追を見せるエリクソンを抑え切り、さらにカラムのリタイアによりポイントゲットにわずか0.159秒及ばずの11位。ここでもルーキー3位となりこの週末のすべてのレースでルーキーポディウムを獲得した。
一方のそのカラム。快調にトップ3を伺っていた矢先、前車にコンタクトしてしまいマシンにダメージを負いピットイン。ノーズ交換し戦列に復帰したもののマシンの不調訴えてリタイア。
レースはカーリンのワン・ツー体制揺るがず、そのままノリス-ハブスバーグの順でフィニッシュ。
やや置いて3位にマキシミリアン、4位に周。FDA(フェラーリ・ドライバーズ・アカデミー)の周はこのところ安定して常にトップ5のポジションを維持できるように急成長した。
その後方、5位から14位までは各車の差が0.1~0.5秒とほとんど差が無い状態でのゴール。そのなかでミックのドライビングは実況中継でも大いに賞賛された。
次のレースは9月8~10日に開催されるドイツ・ニュルブルクリンク。タイトル争いのドライバーズランキングはノリス313点に対してマキシミリアン302点と11点差で2位。
チームランキングは592点で2位のカーリン491点に101点の差をつけてリード。いよいよシリーズタイトルを懸けてユーロF3シリーズは終盤戦に突入します。