シャルル・ルクレール
前戦ブダペストの予選で失格になってしまっただけに、今回はきちんとポールポジションを獲ることができて良かったよ。
特にウエットコンディションでの予選だっただけにトップに立てたのは格別だよ。僕にとってはこれがF2マシンでウエットを走る初めての経験だったんだ。だからちょっとトリッキーだった。
でも下位カテゴリーでもウエットは得意だったから心配はせず、いつもと同じように臨んで可能な限りプッシュしたよ。
レース1であれだけ後続に差を付けて勝てたのはとても良い気分だったよ。スタートではホイールスピンしてしまってあまり良いとは言えなかったけど、それはスタート練習ができなかったからかもしれない。オリバーと接触したのには気付かなかったよ。
その後はオプションタイヤのフィーリングがすごく良くてレースペースはものすごく速かったから、できるだけ長くオプションのままで走り続けることにして、プライムタイヤに換えた第2スティントもものすごく良かった。
チームから『他より2秒速いぞ』と言われたから、聞き間違いかと思って『もう一回言ってくれる?』と聞き返したくらいだよ(笑)。
クルマの仕上がりは本当に素晴らしかったんだ。フリー走行ではプッシュラップ2回、計7周しか走ることができなかったけど、アントニオが正しいフィードバックをしてくれたことでレースセットアップが上手く仕上がったし彼にはとても感謝しているよ。
スプリントレースも含めこのレースウイークエンドは全体的に良かった。26秒差もつけて勝ったのに縁石に多く乗りすぎた為、それが原因で失格になってしまい最後尾スタートになってしまった。
最後尾から5位へピットストップも無しでポジションアップできたのは凄いと思っている。クルマのコンディションは最高に良かったから、次のモンツァでも大いに期待します。
アントニオ・フォーコ
フリー走行では2位には入れたように速さはあったし、とてもポジティブな週末だったよ。予選は僕にとってF2での初めてのウエットコンディションだったからトリッキーだった。
セッションの最初はフルウエットではなく路面は徐々に乾いていったんだけど、赤旗を挟んで終盤に雨が降り出してきてしまったから、アタックのタイミングを少し逃してしまったんだ。
フィーチャーレースは他のドライバーたちと逆の戦略を選んでプライムタイヤでスタートした。マルケロフが同じ戦略でポジションを上げたようにそれ自体は悪くなかったと思うし、オプションタイヤに履き替えてからのレース終盤にはプライムタイヤの連中を追いかけることができたけど、前のロシアンタイムを抜ききれなかったし戦略が完璧に機能したとは言えなかったね。
スプリントレースのペース自体はすごく良かったと思うけど、マルケロフとポジション争いをしている最中の9周目にシャルルが後ろから追い上げてきて、彼を先行させなければならなかった。チームオーダーだよ。それがなければ僕ももう少し戦えたんじゃないかと思うし、その点は少し残念だ。
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