続くレース2は、前戦10位のリザルトでリバースポールからのスタートとなったブーツェン-ジニヨン・レーシングのパニスが盤石のレースを披露。
元F1ドライバー、オリビエ・パニスの長男であるオーレリアンは、今季中盤からWTCCを退きTCRインターナショナルへのスイッチを決断。TCRルクセンブルクなどで戦っていた同チームとともに、TCR最高峰シリーズを追うこととなった。
そのパニスだが、週末最初のレース1を前にエンジン載せ替えでペナルティを課され苦しいスタートとなったが、その決断が功を奏してレース2を危なげなく制覇。14周で一度も先頭を譲ることなく、見事にシリーズ初勝利をポール・トゥ・フィニッシュで決めた。

「フリー走行と予選では本当に速いマシンだったので、(載せ替えの決断は)不安だった。でもチームのおかげでマシンは最高にドライブしやすく、2戦目で勝つことができて本当にうれしい」と喜びを語ったパニス。

2位にはこちらもチームをスイッチしたばかりのアルトが入り、3位に2年連続王者のステファノ・コミニ(アウディRS3 LMS)が続いた。そして4位のタッシがベルネイを5位に抑えたことで、選手権ポイントをわずかに上回り、ポイントリーダーに返り咲いた。
残り2戦となったTCRインターナショナルの次戦第9戦は、10月7~8日に初開催となる中国の新サーキット、浙江国際サーキットを舞台に開催される。

