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 一方、タイトル争いのライバルが後方へ沈み、楽な展開となったダールグレンはトップのKMS、ゴルフGTI TCRのブロムステッドとポジションを入れ替える好バトルを披露。

 中盤にはアウディRS3 LMS勢の同士討ちでセーフティカーが導入されるなど、荒れたレース展開のなかで、都合3度も首位を入れ替えながらの攻防となった先頭争いは、ダールグレンが貫禄勝ちでトップチェッカー。

ダニエル・ハグロフの降格により、レース2で3位となったヨナス・ラッパライネン

 トラックポジションではブロムステッドに次ぐ3位でフィニッシュとなったハグロフは、レース後にエクブロムを押し出したアクシデントに対するペナルティで30秒が加算され、14位までドロップ。エクブロムもコース上で12位まで挽回するのが精一杯となった。

 続く最終レース3は、Q3でポールを獲得していたダールグレンが、フロントロウから理想的なスタートを決めてレースをリード。2番手ブロムステッドとの距離をマネジメントし盤石の2連勝を挙げ、4位に入ったエクブロムに対し、ポイントスタンディング上で75ポイント差をつけることに成功。

 優勝ポイントは25ポイントで残り1ラウンド3レースのため、ほぼダールグレンのタイトル獲得は確実視される状況だが、エクブロムにはQ1~Q3でポールポジション獲得者に送られるボーナスポイント加算という“数字上”での逆転可能性が残されている。

「ベストは尽くした」と語るフレデリック・エクブロムは、今季代打起用からのスタートだった

 次戦、STCC最終戦となる第8戦は、9月16~17日に開催のマントープパークでの決戦となる。

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