更新日: 2017.09.15 10:01
イタリアF4:プレマ・セオドールレーシング 2017第5戦イモラ レースレポート
レース3
雨は上がっていたが、再度降り出す可能性もあるとの事で、急遽、レース3は予定を繰り上げてスタートが切られた。
この週末最後のレースはドライタイヤで走れるもののまだ所々、路面が濡れており、また縁石の先のグラスエリアはたっぷりと雨水を含んでいてお世辞にも良いコンディションとは言い難い状態だ。
Q1/Q2トータルのセカンドベストを採択しているレース3のグリッド。ユーリ6番手、マーカス8番手、エンツォ10番手からのスタート。
結果的にレース3はこの週末、最も荒れたレースとなってしまった。このレースもセーフティーカーでスタートしたが、ほんの僅かでもレコードラインを外したり、縁石に乗ったりすると溜まった雨水に足を取られ、これが原因でクラッシュするマシンが続出。
ほとんどのコーナーでマシンが飛び出す事態となり、6周目終了時点でセーフティーカーがコースイン。結局、そのままゴールとなりレースは6周目終了時点での順位で確定してしまった。
8番手からスタートしたマーカスは2周目には6番手、4周目には5番手とポジションアップし、セーフティーカーのコースイン直前に3番手にポジションアップ。そのままゴールし、この週末二度目のポディウムと大量得点を獲得する事に成功した。
一方、スピードの速さではマーカスに引けを取らないユーリはスタートから2周目には3位へと大幅にポジションアップ。しかし6周目に大きく順位を落とし、結局セーフティーカーで順位を固定されてしまった事もあり6位でフィニッシュ。
一方のエンツォは10番手からスタートし、3周目に9位、6周目には6位に上がったものの、その後ユーリと順位を入れ替え7位に。そこでレースは終わってしまったものの、ルキークラス2位でポイントをしっかりと稼ぎ、ルーキークラスのランキングも2位を維持している。
次のレースは10月6-8日のムジェロ、そして最終戦のモンツァとシリーズは終盤戦に突入します。
マーカスはドライバーズポイント209点でトップ。しかし2位との差は17点しかなく、まだ予断は許せない状況。一方のエンツォは221点でルーキークラス2位だが、トップとは132点と大きく差が開いている。
またチームポイントは353点でシリーズ2位。こちらはトップとは42点差。なんとか残り6レースで逆転王座を狙います。