序盤戦から昨季王者のトリプルエイト・レースエンジニアリングのジェイミー・ウィンカップ/ポール・ダンブレル組に再三のアタックを仕掛けられるも、防戦に徹してリードを維持したウォーターズ/スタナウェイ組は、レッドブル・ホールデンがパンクで後退すると、今度はチャンピオンシップリーダー、スコット・マクローリン/アレクサンダー・プレマ組のDJRペンスキー、フォード・ファルコンと緊迫した攻防を展開。

 常に背後からのプレッシャーにさらされ続ける中、相手マシンとの距離をマネジメントしてわずか0.67秒差でトップチェッカー。エンデューロ・カップ開幕戦で価値ある勝利をマークした。

序盤は首位を伺ったジェイミー・ウィンカップ組は6位

 トリプルエイトのもう一台、レッドブル・レーシング・オーストラリアのシェーン-ヴァン・ギズバーゲン(SVG)/マシュー・キャンベル組のホールデン・コモドアVFは、16番グリッドからのスタートにもかかわらず、一時3番手を走行するジャンプアップを見せるも、レース終盤の107周目に無念のパンクを喫し、16位までドロップ。

 最終的に3位表彰台に上がったのは、勝者プロドライブ・レーシングのサテライトチームとなるチャズ・モスタート/スティーブ・オーウェン組の55号車となり、これで表彰台はフォード・ファルコンFG-X勢が独占することとなった。

 シリーズタイトル争いを見ると、2位表彰台に上がったマクローリンがポイントリードを84にまで拡大。初の王座に向け着々と足固めに入っている。

 VASCの次戦となる10月7~8日開催の第11戦は、同じくエンデューロ・カップのステータスとなる長距離戦、かつシリーズを代表する祭典として知られる伝統のラウンド、バサースト1000が控えている。

パンクに泣いたSVGは「僕のタイトル争いは、事実上終わった」

2位に入ったスコット・マクローリンは、選手権に加え耐久カップでも好位置につけた

レトロ・ラウンドとなった今戦は26台中22台がオールド・カラーリングを採用も、勝者はレギュラーカラーのマシンとなった

本日のレースクイーン

林れむはやしれむ
2025年 / スーパーGT
マツキヨココカラアンバサダー
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

  • auto sport

    auto sport 2025年6月号 No.1608

    [特集]レッドブル 角田裕毅
    5つの進化論

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円