更新日: 2017.09.21 16:44
PWC:最終戦ソノマ。コックスのアキュラNSX GT3が連日のトップ10入り
続く日曜のシーズン最終ラウンドとなるレース2は、前日の各車ベストラップ順のグリッドとなるため、43号車が11番手、93号車が12番手と奇しくも両車土曜と同じグリッドポジションからのスタートに。
ここで「今季ベストスタートだった」と語る93号車コックスが一気に7番手まで浮上すると、セット変更を施したマシンが速さを見せ、6番手のジョン・フォガティ(ポルシェ911 GT3R)との激しいバトルを展開。
しかし、ここで43号車エバースレーにまたも不運なアクシデントが襲いかかり、スピンでコース上をふさぐ形でストップしたマクラーレン650S GT3を避けきれずクラッシュ。マシンは大きなダメージを負い、レースを諦めざるをえない状況となってしまう。
「僕は何台かのマシンとテール・トゥ・ノーズのバトルをしていて、ターン2に飛び込んだけど、そこにマクラーレンが駐車していたんだ。頭をフル回転させてなんとかフルブレーキングから右に避けようとトライしたけど、ヒットは避けられなかった」と、肩を落としたエバースレー。
このアクシデントでフルコースイエローが出され、リスタート後は93号車のバトルに注目が集まるも、ポルシェをオーバーテイクすることは叶わず。最終戦は7位フィニッシュのリザルトとなった。
これでリアルタイム・レーシングのシーズンは、コックスがGTスプリントで9位、エバースレーは13位で終え、リアルタイム・HPD・アキュラはチームランキング6位となった。
PWCのシーズンは終了したものの、アキュラのNSX GT3開発プログラムの最終戦として、2台は10月13〜15日にラグナセカで開催されるインターコンチネンタルGTチャレンジの8時間耐久にエントリー。プログラムの総仕上げとして、欧州勢のGT3チームとともにレースを戦うこととなる。