6速シーケンシャル・ギヤボックスを搭載し、最低重量はドライバー込みで1160kgに設定される。そして昨今のツーリングカーカテゴリーでは定石となりつつあるBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)のシステムは採用せず、すべての車両は共通規定リヤウイングと、ベース車のホワイトボディを使用することが義務付けられる。

 これは事実上、ツーリングカー規定として長年親しまれてきたスーパー2000、そしてその低コスト版であり、ETCCヨーロッパ・ツーリングカー選手権やDTCで採用されてきたスーパー1600規定に変わる新たなツーリングカー・フォーマットとしての復権を狙っており、パフォーマンスとしても、2リッター4気筒ターボのCセグメントを主体とするTCRの下位にポジショニングする形となる。

ADAC GTマスターズなどと並び、2016年までドイツ国内で開催されたDTCの後釜を狙う

 TCOは、マシン購入とメンテナンス費用を含めたシーズンバジェットに関して「100万ユーロ(約1億2000万円)を確実に下回る」としており、TCRを目指すアマチュアドライバーのエントリーレベル・ツーリングカーとしての役割を目指すという。

 また、2018年の初年度からシングルイベントによる”ワールドファイナル”の開催も計画されている。

GT3やTCRなどで採用のBoPは使用せず。車種間の戦力差をどう是正するかがカギになりそうだ

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