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投稿日: 2017.09.28 10:54

NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第28戦ロードン レースレポート


海外レース他 | NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第28戦ロードン レースレポート

ステージ3の再スタートではカイル・ブッシュが首位を逃げる一方、4位再スタートのエリック・ジョーンズが好ダッシュを決め、カイル・ブッシュに続く2位へとポジションアップ。

 このステージ3再開直後、トップ10圏内につけていたハムリンが、ホイールの緩みによる異常振動でグリーンフラッグ下でピットイン。周回遅れの19位へと後退してしまった。

 首位カイル・ブッシュの後方では、エリック・ジョーンズをケンゼスがかわし、トヨタ・カムリのワン・ツー・スリー体勢に。

 263周目、この日3度目のイエローコーションが出され、全車ピットへ向かうと、ほとんどの車両が4本タイヤを交換したのに対し、2本タイヤ交換のギャンブルに出たトゥルーエクス・Jr.が、7位から一気に首位へとポジションアップ。
 
 また、このコーションでハムリンも“ラッキー・ドッグ(コーション発生時に周回遅れの最上位が首位と同一周回に戻れる救済措置)”を獲得し、首位と同一周回に復帰した。

 この再スタートでカイル・ブッシュがトゥルーエクス・Jr.から首位を奪還。再スタート直後にクラッシュでイエローコーション、という展開が2度続いたあと、首位争いはカイル・ブッシュとカイル・ラーソン(シボレー)による、“カイル対カイル”のバトルに。

 ベテランの貫禄を見せこのバトルを制したカイル・ブッシュがトップでチェッカーを受け、今季3勝目。“プレーオフ”2戦目を制すこととなり、前戦勝利のトゥルーエクス・Jr.に続き、“プレーオフ”次ラウンドへの進出を確定した。

 ケンゼスは3位。トゥルーエクス・Jr.が5位。ルーキーのエリック・ジョーンズは“プレーオフ”ドライバー以外での最上位となる6位フィニッシュ。
 
 ステージ1と2の間のコーション時、ピットロードスピード違反を取られ後退しながらも見事な追い上げを見せたダニエル・スアレツが8位に入り、ルーキーイヤーながら今季10度目のトップ10フィニッシュを果たした。

 トラブルで順位を落としたハムリンも12位まで戻してフィニッシュ。ランキングでは、トゥルーエクス・Jr.が首位、カイル・ブッシュが3位、ハムリンとケンゼスも5位、6位と、“プレーオフ”第1ラウンド最終戦となる次戦に好位置で臨むこととなった。

 次戦第29戦は10月1日(日)、米国東部デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ

「(プレーオフ次ラウンド進出を決めて)もちろん嬉しいし、チームの努力に応えられた。この本当に速いトヨタ・カムリをドライブするのは楽しいし、ビクトリーレーンに上れる力を与えてくれたスポンサーやトヨタを含むすべてのパートナーにも感謝する」

「今日はチームにとって素晴らしい一日になったし、我々はレースを通して全てを上手くやり遂げた。78号車(マーティン・トゥルーエクス・Jr.)とのバトルは素晴らしかった。20号車(マット・ケンゼス)も速かったが、彼はロングランで良いものの、終盤のショートランでは我々に分があった。今日必要だったのはそっちだった」


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