インディカーで4度のタイトル獲得と、今季、佐藤琢磨とともに制したインディ500では通算5勝を挙げている伝説的チームのオーナーは、もうひとつのパートナーにマクラーレンのエグゼクティブ・ディレクターを務めるザック・ブラウン率いるユナイテッド・オートスポーツを招聘。
ブラウンとリチャード・ディーンのユナイテッド・オートスポーツは、耐久レースであるELMSヨーロッパ・ル・マン・シリーズのLMP3王座を獲得するなど、スポーツカー・レーシングでの実績を積んでいる。

また、今回の発表に際してウォーキンショーとアンドレッティのふたりは「将来的に新たなマニュファクチャラーのマシンを投入する」ことも目標に掲げており、2ドアの参戦が可能となるなどボディ形状の規制が緩和されたNext-Gen(Gen2)規定に合わせて、シボレー・カマロなど複数の候補車種をピックアップしているという。
「ただし、2018年は新型となるホールデン・コモドア(ZB)を導入することに全力を注ぐことになる。我々もマイケルも、ロードカー・サイドではいくつものマニュファクチャラーと素晴らしい関係を築いている。今後も模索を続けていくことになるだろう」とウォーキンショー。
現在、アンドレッティ・オートスポートはインディカー、フォーミュラE、グローバル・ラリークロスで、それぞれホンダ、BMW、フォルクスワーゲンとワークスチームとしての協力関係を築いており、このVASCでもそのコネクションを活用した動きが予想される。
そして、2014年からこのVASCシリーズに参入しているもうひとつのジャイアント、ペンスキーとの直接対決にも注目が集まる。

