
3番手に入ったジェームズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)はトップを奪ったパワーの躍進に対し、「彼はペンスキーの一員だからね。驚いていない。彼らがここですることだよ。ロジャー・ペンスキーが、スピードを示すことを知らずにインディ500で15勝もできない。だから、彼らがスピードをアップさせても驚かないさ」とコメント。
昨年、プラクティス走行中のクラッシュで大怪我を負いインディ500からシーズンを欠場したヒンチクリフ。「明日の朝は走らないつもりだ。準備はできているよ」とすでに予選へ向けて準備万端のようだ。
4番手にカルロス・ムニョス、5番手にマルコ・アンドレッティ、6番手にタウンゼント・ベル、7番手にライアン・ハンター-レイとアンドレッティ勢が続き、9番手のミカエル・アレシン(シュミット・ピーターソン)までが231mph台を記録している。

ここまでなかなか走行を重ねられていない佐藤琢磨は、この日もスピードは伸びず228.926mphと27番手に終わった。チームメイトのジャック・ホークスワースは22番手、アレックス・タグリアーニも29番手と3台体制のAJフォイトは苦戦中のようだ。
21日の予選日は、午前中にプラクティス走行が行われ、13時から17時50分まで1台ずつ予選アタックが行われる。いちばん初めにアタックが予定されているのはトニー・カナーン(チップ・ガナッシ)だ。
上位9台が翌日のポールデーでポールポジションを争うファスト9に進出し、10番手以下は、10位~33位を争うセッションに進む。今年は33台フルグリッドエントリーのため、グリッド進出をかけて争うバンプアウトは行われない。