レース1
ライトオフでレーススタート。ポールのマーカスがトップをキープ。リードを広げようとした矢先、SC導入。再スタート直後には#42アーテム・ペトロフ(DR Formula)にトップを奪われた。その一方、エンツォは混戦の中で順位を落としレース序盤から5位に下がった。
レースは終盤までマーカスが#7セバスチャン・W・フェルナンデス、#6ロレンゾ・コロンボ(共にbhaitech)、そしてウィテルトとコーナーごとに順位が入れ替わる激しい2位争いを展開。その中でマーカスが終盤に一歩抜け出し2位でチェッカー。2017年イタリアンF4選手権のドライバーズタイトルを獲得した。
エンツォも集団の中で終始激しいバトルを展開したが抜け出せずに9位フィニッシュ。着実にポイントを重ねた。
レース2
濃霧の為、SCスタートとなったレース2。6番グリッドからのスタートだったエンツォはグリーンフラッグにタイミングを合わせすぐに4位にまであがったが他車との接触によりリタイア。残念な結果となった。
一方のチームメイト、新チャンピオンのマーカスは最後尾からのスタートとなったが、クレバーなレース運びで順位をどんどん上げ、5周目には9番手、10周目には5番手に上がる快進撃。表彰台も見えてくる展開だったがあと一歩の4位。しかしそのパフォーマンスはマーカスがチャンピオンに相応しいドライバーである事を自らが証明してみせた。
レース3
今年のイタリアンF4最後のレース。マーカス5番手、エンツォ6番手からのスタート。
レースはスリーワイドでターン1に突入するなど、6台のマシンがサイド・バイ・サイドでひしめく激しいレースとなった。
マーカスは3周目にトップに立つとSC導入などにペースを乱される事なくポジションをキープ。が、しかし、レース中にターン4で起きたインシデントについて審議されトップでゴールしたものの25秒のペナルティを加算され10位。
有終の美を飾れなかったが、ドライバーとしての速さと可能性を見せつけるには充分なパフォーマンスだった。
二度目のSC導入。再スタートでエンツォは5台のマシンによる争いに巻き込まれたが、他車にコンタクトする事無く7番手でチェッカー。
マーカスを含む上位2台がペナルティで降格した為、5位に認定。ポイントをさらに積み上げてルーキークラス2位のランキングを確定した。
F1のワールドチャンピオン2回、インディ500優勝と言う偉大なる祖父を持つこのブラジリアンドライバーは初めての四輪レースのシリーズを戦い、ルーキー2位と言う結果を残し、只者では無い事をアピールした。
プレマ・セオドールレーシングの2017年は3つのドライバーズチャンピオンシップ、2つのチームチャンピオンシップでタイトルを獲得してシーズンを終えた。
チームは4週間後の11月16日~19日に開催される、第64回マカオグランプリにSJMセオドールレーシングbyプレマとして次世代の四人のスタードライバーを推してこのレースに臨みます。