投稿日: 2016.05.25 15:45
更新日: 2016.05.25 15:50
更新日: 2016.05.25 15:50
予選で挽回を見せた佐藤琢磨、7回目のインディ500決勝に向け手応え
Report by Masahiko Amano / Amano e Associati
インディ500のプラクティスから予選までで、モチベーションを高く保てていなかったよう映っていた。フォイトを伝説のドライバーへと押し上げたのがインディ500であるのに、100回目の記念すべきレースで彼らは弛緩している。3台への体制拡大は去年に続いてだが、それは大アドバンテージとして活用されず、逆に足枷になってしまっている。琢磨はいつも通り、いつも以上にヤル気満々だというのに……。
■決勝セッティングに手応え
そうした中、月曜日のプラクティスでこれまで16番手と中団の上位につけるタイムを出した琢磨は、決勝用のマシンセッティングにそれなりの手応えを感じていたようで、「成果の多い1日になりました。トラフィックでのマシンのフィーリングをようやく確かめることができました。満タンから燃料がカラになるまでの連続走行も行い、乱気流の中での感覚を掴むこともできた。今日テストした項目には、レースでとても有効なものと、そうでないものもありました」
「いずれにせよ、我々はレース用セッティングの良いベースラインを確保しています。決勝前にもう一度走るチャンスがあります。金曜日の最終プラクティスです。そこで幾つかのテストをまたトライしたい。とりあえず、今日の時点での我々は、良い位置につけるパフォーマンスを獲得できていると感じています」とポジティブに語った。
7回目のインディ500で佐藤琢磨はどんな走りを披露するのか? 第100回インディ500決勝レースは、29日にスタートを迎える。