NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第33戦マーティンズビル レースレポート
モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第33戦マーティンズビル
カイル・ブッシュが今季5勝目で最終ラウンド進出!
トヨタ・カムリ1-2フィニッシュ
ペーパークリップショートオーバルのマーティンズビルで行われたプレーオフ第3ラウンドの初戦は終盤荒れた展開となったが、カイル・ブッシュがこれを制し、最終戦ホームステッドでタイトルを争うプレーオフ最終ラウンド進出の権利を手にした。
トラック・シリーズでは19歳のルーキー、ノア・グラッグソンが終盤の逆転で自身キャリア初勝利を飾った。
Monster Energy NASCAR CUP SERIES
第33戦 First Data 500
開催日:10月29日
カイル・ブッシュが今季5勝目で最終ラウンド進出!
トヨタ・カムリ1-2フィニッシュ
10月29日(日)、米国東部バージニア州マーティンズビルのマーティンズビル・スピードウェイでモンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第33戦『First Data 500』が開催された。
全36戦のうち終盤の10戦で上位ドライバーがタイトルを争うプレーオフは7戦目に入り、当初の16名から8名まで絞り込まれた。ここから3戦を終えた時点での上位4名が最終戦ホームステッドでのファイナルラウンドに進出する。現在トヨタ勢では最多7勝のマーティン・トゥルーエクス・Jr.、続く4勝のカイル・ブッシュ、デニー・ハムリンの3名がこの8名の中に残っている。
開設70年という長い歴史を持つマーティンズビルは、シリーズ最短の1周0.526マイル(約850m)でその形状からペーパークリップの愛称を持ち、毎周2回ヘアピンでのバトルを繰り返すようなハードなコースである。マーティンズビルでは年2回カップ戦が開催されているが、地元出身のハムリンが過去5勝と得意にしているほか、カイル・ブッシュも昨年の春大会を制している。
29日(日)午後3時18分に0.526マイルショートオーバルを130周、130周、240周の3ステージ合計500周(263マイル:約420km)して競われる決勝レースがスタート。
決勝前の予選ではトゥルーエクス・Jr.がトヨタ勢最上位の2番手につけスタートを切ったが、その後イエローコーション時の好ピット作業などにも助けられカイル・ブッシュが一気にポジションアップ。首位争いの後方3位へと浮上した。
ステージ1終了まで残り7周というところでもう1台かわしたカイル・ブッシュがステージ1を2位フィニッシュ。トゥルーエクス・Jr.が5位、ハムリンが10位となった。