更新日: 2017.11.15 17:40
TCRインター:最終戦ドバイに実力者続々。M1RAが“世界統一戦勝者”を招集へ
一方、ファイルズと同じくイタリアはアドリアで開催されたTCRヨーロピアン・トロフィーに参戦し、レースでの勝利はかなわなかったものの、DGスポーツ・コンペティションのプジョー・308TCRをドライブし、総合獲得ポイントで初の王者となったオーレリアン・コンテも、同チームからオペル・アストラTCRにスイッチしてインターナショナル・シリーズにデビューすることが明らかとなった。
プジョースポールとファクトリードライバー契約を交わしている29歳のコンテは、今季のTCRベネルクスでもDGスポーツ・コンペティションのプジョー・308TCRレーシング・カップをドライブし、ドライバーズランキング4位を獲得。
同チームが並行して参戦するインターナショナル・シリーズでは、レギュラードライバーのマット・オモラとともに2台目のオペル・アストラTCRをドライブすることとなるが、プジョースポールとしても現在はPSAグループの一員であるオペルに乗り換えることを承認済みだという。
DGスポーツ・コンペティションのチームプリンシパルを務めるクリスチャン・ジャスピンは「ドバイの最終戦に向け、オーレリアンにこの機会が提供できたことを本当にうれしく光栄に思うよ」とコメント。彼はインターナショナルでも競争力を発揮出来るはずだと期待を語った。
「彼は今季のTCRベネルクスで良いパフォーマンスを発揮してくれ、僚友のケビン・アブリングとともに我々をランキング3位に押し上げてくれた。それに先日のヨーロピアン・トロフィーでは並み居る強豪を抑えてタイトルを勝ち獲ったしね」とジャスピン。
「チームのメンバー全員と同様に、私は彼がいつもとは違うマシンをドライブし、インターナショナル・シリーズの競争レベルの中で戦うことになるので、その点を差し引いて評価基準を持たなければならないことは理解している。それでも彼がこのボーナスをフル活用してそのふたつの心理的課題に挑戦し、実力を発揮してくれることを完全に信頼しているよ」