かつてのラテル氏のように、ヨーロッパを中心にレース活動をしているドライバーたちが鈴鹿10hに対してどのような反応を示したのかは、やはり気になるところ。「ヨーロッパのエントラントたちは、鈴鹿サーキットでレースする機会に恵まれたことに興奮しています。彼ら全員にとって鈴鹿は、ずっとレースがしたいサーキットだったのです」と、“レースの本場”での注目度の高さをうかがわせてくれた。

 鈴鹿10hは世界中で人気を博しているGT3マシンをメインターゲットにしたイベント。インターコンチネンタルGTチャレンジのポイントも付与されるため、「同シリーズのエントラントが押し寄せることになるでしょう」とラテル氏はコメントする。先出の鈴鹿に憧れるヨーロッパエントラントの参戦が期待できるのはもちろんのこと、ブランパンGTアジアのエントラントの参加も見込まれている。

 鈴鹿10hに先駆けて、日本ではブランパンGTアジアのレースが開催されるため、ラテル氏によると「多くのチームがそのまま日本に滞在し、10hに出場することになるのでは」と述べている。

 具体的にどんなチームが鈴鹿を訪れるかは現時点では分からないが、ラテル氏は「スーパーGTに出ているマニュファクチャラー(トヨタ/レクサス、ニッサン、ホンダ/アキュラ)の参戦」を示唆。

 さらに、スーパーGT GT300クラスのJAF GTマシンの参戦もできるため、日本代表と世界の精鋭たちによる、がっぷり四つに組んだ戦いが見られることだろう。

「競技とイベントのレベルは世界最高峰になります。鈴鹿10hは成功を収めることでしょう」と、ラテル氏も期待を語った。

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