「僕はレースの早い時点で左のサイドミラーを失っていた。だから彼(ラウンズ)が近くにいるのは分かっていたけど、サイドに迫っていることは見えていなかったんだ」と、レース後に肩を落としたマクローリン。
「僕はターン2へのラインを守っただけで、彼を押しやる意図はまるでなかった。こんな結末は本当にハードだ。応援してくれたみんなに申し訳ない……」
一方、2位にチームメイトのシェーン-ヴァン・ギズバーゲンを従え、前日のDJRに対しワン・ツーのお返しで劇的なタイトル獲得を果たしたウインカップは、「本当に言葉もない。なんて週末だ。ジェットコースターどころの騒ぎじゃないよ」と、消耗戦の末のタイトル獲得を振り返った。
「チェッカーを受けた時は王座を獲得したなんて思っていなかった。クルーが無線で“君がナンバー1だ”と叫んでくれて、ようやく理解できたんだ。こうして苛酷なレースを展開し、ファンに良いショーが披露できてうれしいよ」
「僕らのマシンは1年を通じて最速だったわけじゃない。でもこれはチームスポーツで、全員のハードワークとメンタリティが勝負を分けた。そのことを心から誇りに思う」と7度目のチャンピオンとなったウィンカップ。
その他、このレースで引退を表明していたニッサン・モータスポーツのトッド・ケリーは土曜15位、日曜10位で無事完走。チームメイトでもある弟リック・ケリーは日曜4位、同じくマイケル・カルーソが5位と、ニッサン・アルティマ2台がトップ5に入っている。

