コース上での苦労だけでなく、フォーミュラEならではのワンデー開催、そしてドライバーイベントの多さも、可夢偉を驚かせることになった。フォーミュラE開幕戦のセッション開始は朝7時で、その後も、2回目の練習走行、そして予選、ドライバーズパレード、スタート進行、決勝とコース上でのセッションだけでも、かなりの数になる。
「朝ご飯もそうですけど、お昼もご飯を食べれませんでした。(7時からの走行のため)朝、5時に起きて6時集合ですからね。ミーティングがあって、エモーション(フォーミュラEのファンクラブ)に行って、そのあとオートグラフ・セッションとか行っていたら『あと10分でクルマに乗り込まないと』と言われて、もうヤバイですよ」
翌日も同じワンデー開催となる大会2日目があるにもかかわらず、決勝後も21時までスポンサーとの会食が予定されているという。
「何かよく分からないですけど、(ドライバーが)上手く使われているなという感じはします。明日のスケジュールまで頭が回っていないです。そんなに余裕ないです。ヤバイっす。ホンマにヤバイっすよ。ナメていましたね。ホント。ちょっと働き過ぎじゃないかなと思います。こんなにドライバーを働かせるイベント、ないですよ」と、正直な言葉を吐露する可夢偉。
コース上だけでなく、フォーミュラEという未知のカテゴリーで、可夢偉がもがき続けている。2日目は果たして、どんな境遇が可夢偉を待ち受けているのか──

