予選でも本気でポールポジションを狙いにいき、ターン2で壁を擦るアタックを見せた琢磨。結果は自己ベストの4番手となり、2列目から決勝を戦うことになった。
 
琢磨のクルマは、チームメイトで2016年ウイナーであるアレクサンダー・ロッシやアロンソと比べると、重いダウンフォースを選択。スティント後半にタイヤが磨耗した状態でも攻められることを重視した。レース終盤がニュータイヤでの勝負になる可能性は低いことを考えると、その考えは理にかなっていた。
 
すべてを緻密に組み立てながら、レースではタイヤ交換の失敗で順位を落としたため、予定を変更した部分もあった。しかし最終的には、すべてがプラスに働いたと言える。
 
琢磨は2018年、かつて在籍したレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングへの移籍が決まっている。アンドレッティ・オートスポーツと、まったく同じアプローチを再現できるとは限らないが、すでに勝利への道は体得している。
 
「連覇しよう!」という琢磨の言葉には、これまでに得た経験からの確信があるのかもしれない。
  
 

 
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