「ニッサンは世界中でモータースポーツ活動を展開するグローバル・ブランドだし、そんな彼らの一員となりレースできるのは本当にエキサイティングだ。まだ開幕戦まで数ヶ月もあるなんて待ちきれない気分だけど、早くアルティマのコクピットに飛び乗って、今すぐレースをしたいくらいだよ」
ここ3年間のVASCでの経験に加え、2017年はポルシェ・カレラカップ・オーストラリアやアジアのGTシリーズでも活躍したハイムガートナーに対し、そのシートを譲ることとなったトッド・ケリーは「チームの一員にアンドレを迎え入れられてうれしい」と、喜びを語った。
「アンドレは間違いなく才能に恵まれたドライバーであり、VASCのメインストリームで戦った経験を持っている。我々の2018年シーズンに向けたドライバーラインナップはかなり多彩なものになったけど、とても優れたパフォーマンスを持つチームになるだろう」と、トッド・ケリー。
「アンドレは17年のエンデューロ・カップで、パドック全体の注目を集める素晴らしいドライビングを見せていた。こうした若い才能が出てくるのは喜ばしいことで、私自身もとても快適な気分で引退することができるよ(笑)。2018年の彼の成長を見るのを、今から非常に楽しみにしている」
2017年シーズンは、ニッサン・モータースポーツの“Wエース”である23号車のマイケル・カルーソが、チーム最上位となるランキング13位。そしてもうひとりのエース、リック・ケリーが同14位。そして引退を表明した兄のトッドが18位、ルーキー・イヤーのシモーナ・デ・シルベストロが24位となっていた。
2018年はケリー・レーシングにとって、ニッサンとのジョイント参戦長期契約の最終年にあたり、シーズンを通じて2019年以降の活動に向けた交渉が進められていく予定だ。

