150周目、カストロネベス、カナーン、ニューガーデンの上位3台がピットイン。このタイミングでバディ・ラジアーの左フロントタイヤが外れ、再びコーションに。
2番手に浮上するもピットインのタイミングがずれてしまった琢磨は、ピット作業を終えると10番手に後退してしまう。ここからの挽回に期待がかかったが、163周目にバランスを崩して単独スピン。優勝争いから一転、悔しいリタイアとなってしまった。
琢磨のスローダウンで6度目のイエローコーションに。残りは36周。ラストピットインをどのタイミングで行うか、それとも我慢の燃費走行を行うか、混沌の優勝争いに突入する。
残り5周を切ったところで、上位陣が続々とピットイン。トップ争いは、燃料ギリギリのアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)とセバスチャン・ブルデー(KVSH)、その2台を給油を終えたカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)が追いかける展開に。
ブルデーは、ファイナルラップ前に燃料がもたずピットイン。トップを走行するロッシはラストピットから36周目となったが、そのままファイナルラップへ向かう。
追いかけるムニョス。逃げるロッシ。注目のファイナルラップは、燃料を持たせたロッシがトップでチェッカーフラッグを受けた。

F1から来たルーキードライバーのロッシ。記念すべき第100回インディ500を制覇し、歴史に名を刻むこととなった。