アプトは、予選のベストタイムを更新するタイムでアタックを行なっていましたが、他のマシンのアクシデントにより走行を中断せざるを得なくなりました。
アプトは、再度アタックすることを許されましたが、通常は2周のウォームアップラップを1周しか行うことができなかったため、予選順位は8番手となりました。
ディ・グラッシは、スーパーポールの第1セクターでは力強い走りを見せていましたが、テクニカルトラブルにより、その後徐々にスローダウンしてしまいます。
決勝レースでは、スタート直後に混乱があったものの、ディ・グラッシは、このレースで優勝したフェリックス・ローゼンクビストを追って4番手を走行。
しかし、マシントラブルによりスローダウンし、リタイアを余儀なくされます。ディ・グラッシは、次のようにコメントしています。
「マシンは速かったのですが、2戦連続で信頼性の問題が出てしまい、悔しい思いで一杯です。我々は、ふたたびマシンの高いポテンシャルを示すことができましたが、ポイントを獲得することはできませんでした」
「この部分を改善する必要があります。しかし私は、アウディがこの問題を必ず解決してくれると確信しています」
8番グリッドからスタートしたアプトは、4番手まで順位を上げます。しかし、ドライブスルーペナルティを受けたことにより、14番手まで順位を落とします。
アプトは、次のようにコメントしています。「素晴らしい1日になるはずでした。マシンのスピードを考えたら、優勝してもおかしくないレースでした」
「アレックス・リンとの接触については、どうすることもできませんでした。第1コーナーの入り口でブレーキングしたときに、彼がマシンを寄せてサイド・バイ・サイドの状態になっていました」
「ドライブスルーペナルティの後も、速さを維持していました。しかし、やっとピットにたどり着いたときにフルコースイエローが出てしまい、とても残念です」
アウディモータースポーツ代表のディーター・ガスは、次のように語っています。
「マシンは素晴らしいパフォーマンスを見せていたので、今日の結果は残念でなりません。しかし、逃したチャンスを嘆いても仕方ありません。しっかりと前を向いて、次戦のチリ(サンティアゴePrix)で良い結果を出せるように全力を尽くします」
フォーミュラE第4戦は、2月3日(土)に、チリの首都サンティアゴで初開催されます。次戦に先立って、若手を育成するためのヤングドライバーテストが、1月14日(日)にマラケシュで行われます。
Team Audi Sport ABT Schaefflerからは、ニコ・ミューラーとニック・デ・ブリースが参戦する予定です。
*本リリースは、ヨーロッパ仕様に基づくAUDIAG配信資料の翻訳版です。

