Ryuji Hirano / AUTOSPORTweb

■完成してたら超豪華。コースはチャレンジング

 開催コースであるドバイ・オートドロームは、2004年に完成したコースで全長5.39km。2008年にはGP2アジアも開催されている。コースは中高速といった印象で、複合的なコーナーが多数ある。写真を良く見ると分かるが、アップダウンも大きい。

 ピット棟も、国内のコースに比べても遜色はなく、2階にはホスピタリティ用の部屋も用意される。グランドスタンドはゲートを出るとショッピングストリートとなっているのが非常にユニークだった。また、最終コーナー外側にはホテルもある。

 ただし、サーキットには未完成の部分が多い。工事中に資金が途絶えたのか、1〜2コーナーには巨大なスタンドが設けられているものの、中身は廃墟。その他にも周辺の建設物も、工事中のまま放置されているものが多かった。

 コース自体は、近年のサーキットらしくランオフはすべてアスファルト。ドライバーたちによれば、なかなかチャレンジングだという。しかし、コース全周がコンクリートウォールに囲まれており、タイヤバリアがない場所でクラッシュしてしまうとマシンが大きく破損してしまう。また、照明がいまひとつで、夜間走行はかなり暗い。

 夜間のリスクや、未完成部分はあるものの、路面もスムーズでホテルも近場に数多くあり、関係者の印象は全体的に良好だった。

ドバイ24時間に参戦したD’station Porsche。コースはアップダウンがある。
ドバイ・オートドロームのターン2〜3を望む。右側のビルは中身は廃墟。
ターン1のスタンドからドバイ・オートドロームを望む。

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