「真っ向勝負ではなかったけど、チーム・ペンスキーやチップ・ガナッシ・レーシング・チームのような強豪を相手に優勝できて嬉しい。作戦が大きな役割を果たしたのは事実だが、彼らは資金潤沢なビッグチームで、こちらは本当に小さなチーム。そんな自分たちがまた優勝できた。このオフにはフルタイムで働くクルーも大幅に少なくなっていたぐらいだが、そこからチームは一丸となって頑張り、今日、こうしてトップに返り咲くことができた」とブルデーは語った。
 
「今日の2位は優勝と同じぐらい嬉しい!」とアメリカで人気急上昇中のデイリーは語った。「自分はまだまだ経験不足で、学ぶべきことが多い。今日はチームの作戦が見事だった。最後はタイヤ交換ナシでゴールを目指すことになったが、グリップは落ちなかった」とも彼は話した。

コナー・デイリー(デイル・コイン・レーシング)
コナー・デイリー(デイル・コイン・レーシング)

 
 3位はファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)。レース中盤にはペンスキー勢が1-2-3-4で、チームメイト同志の優勝争いになるかと思われたが、予選3位だったモントーヤが粘り強さを見せてチーム内トップで表彰台に上った。
 4位には予選10位だったグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が食い込み、予選2位だったエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)は5位。唯一ブラックタイヤでスタートする作戦を採用したカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)は6位だった。
ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)
ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)

 
 ポールシッターのサイモン・ペジナウ(チーム・ペンスキー)はシーズン4勝目に向けてトップを走行したが、終盤に選んだ燃費走法の作戦が失敗。ペースが大きく落ちたことで順位を下げ、13位フィニッシュとなった。「マシンは速かったが、作戦で苦しんだ。最後にピットに入る作戦に切り替えていたとしても、結果は大きく変わらなかったと思う」とパジェノー。今日は彼の日ではなかったということ。インディ500、デトロイトのレース1と2戦続けて芳しくないリザルトとなった。開幕5戦で見せた強烈な勢いが失速しつつある。

 佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は11番手スタートから11位でゴールした。「今朝のプラクティスでもマシンに満足はできなかったので、もう一段セッティングを変えて行く必要がありました。しかし、今日のレース用に施したセッティングは良くなかった」と琢磨は苦しかったレースを振り返った。作戦もマシンのパフォーマンスを補うものにはなっていなかった。

佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)
佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)

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