投稿日: 2016.06.06 11:09
インディ第8戦:明暗分かつ3度目のコーション。パワーが1年ぶりの勝利
Report by Masahiko Amano / Amano e Associati
デトロイト・ベルアイルを舞台にダブルヘッダーで開催されたインディカー・シリーズ。5日に行われた第8戦の決勝レースは、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がチームメイトとのバトルを制し、昨年のインディGP以来となる勝利を挙げた。佐藤琢磨(AJフォイト)は、スタート直後の波乱に巻き込まれ、後方に下がるも徐々に順位を上げて10位フィニッシュを果たした。
1年以上のブランクを置いて、2014年チャンピオンのウィル・パワーが優勝を飾った。昨シーズンから幾度となく不運に見舞われてきたパワーだったが、今日の不運は彼のチームメイトのエリオ・カストロネベスに降り掛かった。
余裕を持ってトップをクルージングしていた彼は、燃費が良過ぎたために誰よりも多く周回し、そのタイミングでフルコースコーション発生。トップコンテンダーの多くがすでにゴールまで走り切れるだけの給油を終えていたため、ピットがオープンになって給油を行うと、リードラップの最後尾につくしかなく、勝利の権利を失った。