Report by Masahiko Amano / Amano e Associati

 インディ500が終わったばかりだというのに、休む間もなくデトロイトでのレースウイークエンドが始まった。それも、シリーズ唯一のダブルヘッダー。インディカーのスケジュールは過酷だ。

■昨年2位を獲得したデトロイト戦

 土曜と日曜に1レースずつ。ファンにとっては“お得”なダブルヘッダーだが、3日間で1レースが通常のスパンに2レースを押し込むのだから、戦う側はマシンを煮詰める時間が大きく制限される。

 しかも、デトロイトはストリートコースなので事前テストは不可能。1回のプラクティスを走っただけで予選、翌日に短いプラクティスを行ったら1レース目、翌日は午前中に予選で、すぐレース2というスケジュールは、走る側にとっては本当に難しい。

 冬の寒さからか、元々バンピーなベルアイルのコースは、今年さらにバンピーになっていた。1時間15分のプラクティスではアクシデントが頻発して15分以上がレッドフラッグ。

 様々な悪条件が重なったが、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は自らのコースレコードを破る1分15秒0197というラップでトップに立った。一方、佐藤琢磨(AJフォイト)はパワーと同じ21周を走ったが、ベストは1秒以上も離された1分16秒3391で11番手。

「バンピーになったコースに合うライドハイトを見つけ出すまでに時間がかかった。その後は複数の項目を同時にテストしたため、データ解析が大変だ」と話していた。

インディカー・デトロイト戦/佐藤琢磨
インディカー・デトロイト戦/佐藤琢磨

 通常の3段階方式で争われたレース1の予選、気温は摂氏27度前後で、路面は完全ドライ。琢磨はQ2に進出して11位となった。琢磨とすれば、予選を2セッション戦えたことでQ1敗退よりはデータを多く集めたが、まだまだマシンは納得のいくレベルに到達しておらず、上位陣との差も明らかなものがあった。

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