更新日: 2018.02.01 17:19
TCR:南半球にも新シリーズ創設。2019年からオーストラリアにも上陸へ
一方、CAMSのCEOであるユージーン・アロッカも、「この決断がオーストラリアのモータースポーツ界の発展に貢献し、さらなる進化をもたらすだろう」と、喜びを語った。
「このTCRシリーズの最大の特徴は、一般的なロードカーから派生し発展した、安価で良質なパフォーマンスを有するマシンが多数揃っているという点だ。競争力もうまく調整され、それゆえコンペティティブで、モータースポーツに興味のあるドライバーに直接的な参加行動を促す機会にもなるだろう」とアロッカ。
「我々はオーストラリアでのこのカテゴリーの成功を確実にするため、今後もマニュファクチャラーとコンペティターと力強い協力関係を築くことを楽しみにしている。ワールドワイドなTCRへの興味関心には勇気付けられるし、競争の激しいオーストラリアの自動車販売市場を背景に、複数のマニュファクチャラーがこのカテゴリーへのサポートをしてくれると思っている」
前述のようにオーストラリアには、DJRチーム・ペンスキーやティックフォード・レーシング(旧称:プロドライブ・レーシング・オーストラリア)、トリプルエイト・レースエンジニアリングやウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッドなど国際的な知見を持つビッグチームのほか、テクノ・オートスポーツやエレバス・モータースポーツ、ケリー・レーシングなどVASCに参戦するモータースポーツ経験豊富な有力チームが数多く存在しており、彼らがスーパーカーとその下部シリーズであるスーパー2、そしてピックアップトラック選手権のスーパー・ユート以外の選択肢として、このTCRオーストラリア・シリーズに関与する可能性は高いとみられている。