「昨年12月、FIAのWMSC世界モータースポーツ評議会の会合を経て、WTCCとTCRインターナショナルを統合しWTCRを発足すると発表して以降、世界中で1000以上の記事が生み出された」とリベイロ。
「その瞬間から、我々はこの新しいWTCRというシリーズへの期待値と興味が非常に高いということを確信していた」
「すでに多くの企業やマニュファクチャラーが2018年の予算計画を確定させていた時期に、我々は2カ月という短期間でグリッドを埋める努力をする必要があった。それでも、ユーロスポーツ・イベントとFIAは、量より質を優先するという明確な目標を共有していた」
「WTCCとTCRインターナショナルという偉大なツーリングカー・チャンピオンシップが同じ傘の下で組み合わさり、WTCRの名の元に最高の品質のグリッドを維持し、世界中のツーリングカーファンにレースの興奮を提供することが可能となり、本当にうれしい」
「WTCRの全10戦に対し、我々は2枠のワイルドカード参戦スロットも用意した。各国のシリーズ上位ランカーやゲストドライバー起用などを含め、新しいシリーズへの関心をさらに高め、才能を発掘する場として機能することを願っている」
詳細なエントリーリストは同時に明かされていないものの、すでにチーム単位でいくつかの強豪がエントリーを表明。
昨季までTCRインターナショナルにアウディRS3 LMSで参戦していたコム・トゥ・ユー・レーシングは、デニス・デュポンとオーレリアン・パニスの起用を発表。さらにイギリスのBRCレーシングは新型マシンとなるヒュンダイ・i30 N TCRを投入し、開発ドライバーのガブリエル・タルキーニのチームメイトに、WTCCでホンダ・ワークスに所属したノルベルト・ミケリスを招聘。これで少なくとも、アウディ、ヒュンダイ、ホンダの各2台ずつの参戦が決まったことになる。


