Report by Masahiko Amano / Amano e Associati

 ロード・アメリカで開催されているインディカー・シリーズ第10戦。26日に行われた決勝レースは、ポールポジションからスタートしたウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がライバルを寄せ付けず、今季2勝目を挙げた。佐藤琢磨(AJフォイト)は、15番手から追い上げを見せるもスピードリミッターのトラブルでペナルティを受け17位でレースを終えた。

 ウィスコンシン州ミルウォーキーの北、クルマで約1時間半の距離にあるロード・アメリカは、全長が4.014マイルと長いコースで、2007年までチャンプカーがレースを開催していたが、インディカーがチャンプカーを併合した2008年からはレースが開催されずにきていた。

 それが今年からカレンダーに復帰し、レースを待ち望んでいたファンが今週末のサーキットには大勢集まっていた。ファンの期待に応え、素晴らしいレースが、好天の下で展開された。

インディカー第10戦ロード・アメリカ
インディカー第10戦ロード・アメリカ

 優勝はウィル・パワー。ポール・ポジションから優勝まで逃げ切るレースとなったが、ゴール目前に出されたフルコース・コーションの後、トニー・カナーン(チップ・ガナッシ)が猛チャージを仕掛け、0.7429秒の僅差でのフィニッシュとなった。トップ争い以外では非常に多くのアクションが見られ、ロードコースだが順位変動の多いエキサイティングな戦いとなっており、ファンはおおいに沸いた。

 予選2位だったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)がエンジントラブルにより6周でリタイア。これでパワーの戦いは随分とラクになった。予選3位だったカナーンは、トップ争いよりも、むしろ後方から迫るグラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン)を気にしてのレースを戦っていたからだ。パワーは50周のうちの46周でリードラップを取った。

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