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 17年シーズンの最終戦ニューキャッスルではリタイアに終わり、シリーズランキングでも10位に留まったラウンズは、トリプルエイトに所属して以降初めて、無勝利でシーズンを終えている。

「昨年の開幕戦アデレードでは、僕らのマシンに十分な速さと戦闘力がなかったのは事実だ」と振り返ったラウンズ。

「ワークショップのメンバーも、クルマが戻って来てからというもの24時間体制で休みなくマシンの改善を続けてくれた。その精神はこの新型モデルにも受け継がれている。開幕戦の現地に向かい、このクルマに乗ってどんなことができるか。その瞬間が今から待ち遠しいよ」

 また、17年シーズンで実に7名のドライバーを走らせたルーカス・ダンブレル・モータースポーツ(LDM)は、新たに『23Red Racing』に改称。北米の工作機器メーカーのミルウォーキー・ツールズとスポンサー契約を結び、昨年までテクノ・オートスポーツに所属していた2016年バサースト1000勝者のウィル・デイビソンを起用すると発表した。

 そのデイビソンが抜けたテクノのシートには、昨季までサポートカテゴリーのダンロップ・スーパー2にニッサン陣営から参戦していたジャック・ルブロークが昇格。

 タイトル争いのフロントランナーとなったトップチームのDJRチーム・ペンスキー(シェルVパワー・レーシング)、トリプルエイト(RBRA)の都合5台は不動で、今季からウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッドに生まれ変わったHRTも、ジェームス・コートニー、スコット・パイのラインアップを維持する。

 またトッド・ケリーが引退を決めたケリー・レーシング(ニッサン・モータースポーツ)は、既報の通りアンドレ・ハイムガートナーを起用。2018年のグリッドにはリッチー・スタナウェイ(ティックフォード・レーシング)、ジェームス・ゴールディン(ギャリー・ロジャース・モータースポーツ)、アントン・デ・パスカーレ(エレバス・モータースポーツ)、そしてスーパー2王者のトッド・ヘイゼルウッド(マット・ストーン・レーシング)の5名のルーキーが並ぶこととなる。

昨年はまさかの未勝利に終わったクレイグ・ラウンズ。チームメイトのジェイミー・ウインカップやSVGとタイトル争いに絡めるか
ルーカス・ダンブレル・モータースポーツは、新たに「23Red Racing」に改称。ティックフォード(旧称プロドライブ)製のファルコンを使用する
新規チームの「23Red Racing」は北米の工作機器メーカーのミルウォーキー・ツールズとスポンサー契約を結んだ
2018年も26台のフルグリッドが確定。フォード、ニッサンは引き続き旧規定マシンを使用する

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