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投稿日: 2016.07.11 12:27

インディ第11戦アイオワ:怪我を跳ね除ける圧倒的な速さでニュガーデンが制圧


海外レース他 | インディ第11戦アイオワ:怪我を跳ね除ける圧倒的な速さでニュガーデンが制圧

 2位でゴールしたのは、予選8位だったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。最終スティントで大きくスピードアップした彼は、ペジナウとスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)をゴール前10周を切ってからパスした。

インディカー第11戦アイオワ決勝/スコット・ディクソン
インディカー第11戦アイオワ決勝/スコット・ディクソン

 3位はディクソン。レースの大半で2番手を走ったペジナウは表彰台も逃しての4位となったが、ポイントリードは73点と依然として大きなものをキープできている。

 ウイナーのニューガーデンは、「今日は本当に走っていて楽しかった。クルマがとにかく良かったからね。周回を重ねても僕らはスピードの落ち込みがほとんどなかった。エド・カーペンター・レーシングというチーム全体が素晴らしい仕事をしてくれた。怪我をしている僕の代わりにテストを担当してくれたJR・ヒルデブランドの働きも素晴らしいものだった。彼がテストを担当してくれているのは、チームにとって本当にラッキーなことだ」と語った。

 5位はミカエル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)。予選でホンダ勢トップの9位だった彼は、レースでも上位にマシンを保ち続け、ホンダ勢トップの5位でゴール。6位はインディー500ウイナーのアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)。17番グリッドからのトップ6入りは素晴らしい結果だ。

インディカー第11戦アイオワ決勝/佐藤琢磨
インディカー第11戦アイオワ決勝/佐藤琢磨

 佐藤琢磨(AJフォイト)は予選13位から11位でゴールした。スタート直後はポジションをキープしたが、第一スティントの終盤に18位まで後退。そこからは苦戦を強いられるも、タイヤの内圧設定がコンディションに合うとスピードを上げ、粘り強く走り続けて終盤にチャンスを掴んだ。最後のイエローが246周目に出される前、多くのライバルたちがピットインをしていたが、燃費セーブをしていた琢磨はイエローが出てからピットすることができ、大きく順位を上げた。トップ10はあと一歩のところで逃したが、11位でのゴールを果たした。

「ターン3のバンプはレースでも大変でした。優勝したニューガーデンはそこをまったく問題なく走り抜けていた。今日の僕らにはスピードが足りていなかったが、安定感を保って走り続けることはできていた。11位はアイオワでのチームのベストフィニッシュということなので、それはよかった。ゴール前にあともう少し頑張り、ふたりぐらいパスして順位を上げたかったですね」と琢磨は話していた。


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