投稿日: 2016.07.21 11:15
更新日: 2016.07.21 11:43
更新日: 2016.07.21 11:43
もてぎラウンド前に予習。WTCC気になるポイント2/レースの見どころはココ!
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「今年のレギュレーションは少しシンプルになったけど、おもしろみを出そうとする試みがルールを複雑化してしまった面もあるくらい(笑)。レースも2レース制だけど、今年から1レースめをオープニングレース、2レースめをメインレースという考え方にしてる。予選方式に関してはちょっとだけ複雑で、Q1を通過した上位12台で争うQ2で、上位トップ10がリバースグリッド。予選でも選手権ポイントを付与するシステムを作ってるから、どのドライバーも全力で走るようになってるよね」
「それと、ウエイトハンデもあるんだけど、日本のスーパーGTで用いられているのとは違って、シーズン途中で性能が開きはじめると、多くのウエイトを積まれるようになってる。FIAの告示のもとで調整が行われるので従うしかないから、対策は大変だと思うよ。ウエイトハンデという呼称じゃなくて、『コンペンセーション・ウエイト』って言うのも特徴だよね。コンペンセーションは『補正』って意味がある」
車種によってはかなり大きなハンデとなることもあるコンペンセーション・ウエイトだが、大きな批判がメーカーから出ないのは、参戦しているメーカーやチームがすべて、WTCCがひとつのエンターテインメントとして成立していることを理解しているからだろう。“ひとり勝ち”や“独走逃げ切り”がこのレースに求められているのではないのだ。
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