「まず、ADAC TCRドイツで成功を収めた2年間に関して、多くの皆さんに感謝申し上げる」とゲメラー。
「2018年に向け新たにTCRヨーロッパへの参戦にシフトする決断は、ドライバーからのリクエストによるものだった。リース(・バール)とともにこの新たなチャレンジに乗り出すのを楽しみにしているよ」
このアイルランド出身の17歳は、元WTCC世界ツーリングカー選手権王者アンディ・プリオールのドライバー育成プログラム生で、2017年にドイツのミニ・チャレンジで4輪デビューを果たすと、シリーズランキング2位という好成績を残すなど印象的なパフォーマンスを披露。同じシーズンに、ターゲット・コンペティションからTCRドイツにスポット参戦を果たしている。
「そのリースが乗るヒュンダイとの関係は、昨年アドリアで開催されたヨーロッパ・トロフィー参戦時に始まったんだ。我々はマシンのパフォーマンスに非常に感銘を受け、とても競争力のあるパッケージを手にすることができると確信している」と続けたゲメラー。
また、TCRヨーロッパ・シリーズと、5戦が併催されるTCRベネルクスに対して、ヨコハマタイヤが新たに3年間のオフィシャルタイヤサプライヤーに就任したことも発表され、先日アナウンスされたばかりのWTCRに続いて、TCRの主要シリーズのほぼすべてで、ヨコハマタイヤの知見が活用されることとなった。


