一方のディ・グラッシは、2000年代半ばにロペスとルノーのドライバー育成プログラム(RDD)でともに戦った経験を持っている。
ロペスには、ツーリングカーでの成功以前にGP2で優勝経験も含む2年のキャリアと、イタリアでのフォーミュラ・ルノー時代にロバート・クビカを倒して王者となったシングルシーター乗りの”血筋”を持っていると評価。ディ・グラッシは、「彼にはなんの心配もいらない」と、語る。

「僕は彼を本当に高く評価しているんだ。彼は世界で最高のツーリングカーのドライバーだし、世界チャンピオンがシリーズに参戦することはいつでも大歓迎だ」とディ・グラッシ。
「彼はとてもいい境遇で選手権に入っていくことができる、とくにアルゼンチンでのレース開催が予定されているからね。彼はそこでとても有名だろうし、世界最高のアルゼンチン人ドライバーとしてレースするわけだからね」
「ロペスは非常に経験豊富だし、今は彼のキャリアの全盛期だ。とてもコンペティティブで、かつ迅速に学ぶことができるだろう」