そんなシモーナにとって2018年最大の目標は、ルーキーイヤーのリザルトを上回ることであり、ツーリングカー・シリーズでのドライビングをインプルーブすることにある。
「新しいエンジニアのクリスと働くことも楽しみ。チームがかねてから彼に移籍を打診していて、それは彼の仕事ぶりがどれほどだったかを雄弁に物語っていると思うの」とシモーナ。
「テストデイはお互いの考えを理解するのに役立つと思うし、開幕戦のアデレード(クリップサル500)では同じ言語で会話できているはずだわ」
シモーナは開幕に先立ち、シドニー・モータースポーツ・パークで開催される公式プレシーズン・テストにも初参加する意向で、昨季最終戦のニューキャッスル市街地では、アクシデントに遭遇するまでシングルフィニッシュを目前にするシーズンでもっとも力強い走りを見せていた。
「今季は何もかもが大きく違っていると思うの。なにより、シリーズで戦うトラックのほぼすべてを、知っている状態からスタートできるわけだしね。それは『サーキットの各コーナーの曲率はどうだ』とか『ブレーキングポイントはここ』だとか、そうした確認に週末の貴重な時間を割く必要がない、ということを意味している」
「私には、ルーキーイヤーの後半にそうしたパズルのピースを少しづつ揃え始めている手応えがあった。(シングルフィニッシュ圏内を走行した)バサーストとニューキャッスルは本当に楽しかったわ。その延長線上として、今季はつねにフロントランナーとしてレースを戦うという高い期待を自分自身に課しているし、それは現実になるはずだという自信も持っているの」


