更新日: 2018.02.16 16:24
TCR:バレンシアBoPテストに新型マシン続々。メガーヌはクラッシュの不運
このアクシデントで、初日はロイド単独での性能調整確認テストが進められることとなった上、メガーヌは車体の損傷が激しくここでテストを終了する形となってしまった。
また、このテストには各車両メーカーのセットアップと動作確認を担当するため複数の契約ドライバーも姿を見せ、TCRドイツを2連覇中のジョシュ・ファイルズと、2018年はWTCRでホンダ陣営に加入することになったエステバン・グエリエリが揃ってJASのマシンをドライブ。
ホンダは旧型となるFK2型のシビックもまだ各国に数多くのユーザーを抱え、引き続き18年シーズンも多くのマシンがシリーズを戦うことが予想されるため、FK2、FK8と新旧2車種を持ち込んだ唯一のマニュファクチャラーとなった。
また、ドイツのキスリング・モータースポーツとオペル・パフォーマンス・センター(OPC)が改良を加えたオペル・アストラTCRと、新型プジョー308 TCRは、昨季のTCRヨーロピアン・トロフィー王者であるオーレリアン・コンテがドライブ。
こちらもバージョンアップを果たしたフォルクワーゲン・ゴルフGTI TCRとセアト・レオンTCRは、フォルクスワーゲン契約ドライバーで数多くのフォルクスワーゲン製モータースポーツ車両のテストを担当してきたディーター・デッピングと、元WTCC世界ツーリングカー選手権ドライバーでもあるジョルディ・ジェネがステアリングを握った。
そのほか、こちらも細部のデザインが見直されたアウディRS3 LMSやロメオ・フェラーリ製のアルファロメオ・ジュリエッタTCR、WorldRX世界ラリークロス選手権にも参戦するSTARD製のキア・シードTCR、そしてWTCCではTC1車両として活躍したラーダ・ベスタがTCRマシンとして復活。2018年からデリバリー開始ながら、すでに各選手権への参戦表明が続いているヒュンダイi30 N TCRは、開発ドライバーを務めてきたガブリエル・タルキーニが走行を担当している。