豪州SC:2017年はランキング21位と低迷した元王者コートニー、チーム再編で復活なるか
「2017年のウォーキンショーはホールデンからのワークス・バックアップを受けるHRTの立ち位置を失い、チームは難しい時期を過ごしていた。彼に正しいエクイプメントと、正しい協力関係を築ける人々が周りで支えれば、必ずタイトルを争える能力がある」
「現時点で彼は間違ったポジションに立たされていて、その才能を充分に発揮できないでいる。これはタフなゲームであり、チームはドライバーにとって快適で整った環境を作り出し、彼らから最大限のパフォーマンスを引き出さなくてはならない」
同時にバージェスはその豊富なモータースポーツのチームマネジメント経験から、もし彼らドライバーがフラストレーションを抱えたり、失望を覚えたりすれば、すぐにトラック上のポジションを失うことにつながる。またそこから焦ってハードにプッシュしたりすれば、間違いが起こる可能性はさらに高まることになる、と警告する。
「ドライバーがリラックスし快適に過ごせるならば、チームはそれ以上のものを手に入れることになる。トラック上でのコンマ1~2秒が大きな違いを生み出す。ドライバーを活用することは、チーム全体の仕事なんだ」
新たに北米の雄とのジョイント・ベンチャーを決めたウォーキンショーだが、新たなパートナーシップのもとにシリーズでの成功を収めるのは「そう簡単な仕事ではない」とも語るバージェス。
「変化が起こるのは楽しみだ。そこには古い友人が大勢働いており、彼らが第一線に戻ってくるのはうれしい。誰もボクシング王者がロープに掴まっているのを見たくはないからね」
「しかし“ローマは1日にしてならず”の言葉どおり、例えばペンスキーがあのポジションに到達するのに数年がかかった。その立役者は(2017年にトリプルエイトから移籍したフランス人エンジニアの)ルード・ラクロワだろう」
「そう、彼は北米から来たんじゃない。アンドレッティがどんなリソースとプランでチームをロールアウトするか。ノウハウを持つ彼らなら成し遂げると思うけどね」
2018年のVASCシーズンは3月1〜4日に開催されるアデレード500で開幕を迎えるが、コートニーはこのイベントと無類の相性を誇っており、2014、15、そして16年と勝利をマーク。不振を極めた昨季でも、シーズンベストの3位表彰台を記録している。
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